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2010.06.03

犬の本『ぼくの名はチェット』


 
 
 5月末に東京創元社から刊行になった『ぼくの名はチェット』(スペンサー・クイン著、古草秀子訳)をいただきました。関係者のみなさま、ありがとうございました。


 わたし、実はこの作品を一足お先に原書で読んでいまして、翻訳ミステリー大賞シンジケートの原書レビュー企画で原稿を書かせていただいたのですが、いやあ、もう実に実におもしろい犬ミステリです。こんな作品を日本の出版社が放っておくはずはない!

 案の定、レビュー執筆と同時期に「東京創元社から訳書がでるらしい」と知らせがはいり、あのおもしろさを日本の読者にも伝えられるとわくわくしながら待っていました。

 ちょっとさえない探偵バーニーと名犬チェットが、ある女子高生の失踪事件の調査にのりだす。ところが、それはただの失踪ではないらしいとわかったあたりから、ひとりと一匹は事件の深味にずるずると引きずりこまれ……というあらすじは、翻訳ミステリー大賞シンジケートの原書レビューを読んでいただくとして、この作品の魅力はなんといってもチェットの視点で物語が進行していること。警察犬訓練所で優秀な成績をおさめた(が、とある事情で卒業しそこなった)チェットですから、名犬、賢犬なわけです。

 が、悲しいかな、犬は犬。本能を消し去ることはできず、食べものにつられてしまったり、つい穴を掘ってしまったり。そんな本能のおかげで窮地に立たされることもあれば、鋭い嗅覚のおかげで事態の打開につながることもあり。

 名犬なのか、迷犬なのか、チェットのとぼけた味わいのナレーションにはまってしまうことうけあい。犬好きのかたも、そうでないかたも、ぜひぜひご一読を。

 翻訳ミステリー大賞シンジケート書評七福神の今月の一冊のなかで、川出正樹さんが5月のベストに推しています。こちらのページもぜひチェックしてくださいね。
 
 

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