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2009.09.30

翻訳ミステリー大賞

翻訳ミステリの愛読者は、こんな現状にとっくにお気づきでしょう。

毎月何冊か刊行されるA社の文庫のうち、
いままでは2冊は翻訳ミステリだったのに、
このごろは1冊だったり、
かと思うとB社の海外文庫では、
広義にはミステリといえなくもないけれど、
最近はどちらかというとロマンス色の濃い作品が占めている、とか。
そんなわけで、近ごろ、書店に並ぶ翻訳ミステリが
減っているんですよね

でも、おもしろい海外ミステリはまだまだあるし、
映画化されたわけでもなく、
一般読者にはあまり知られていないけれど、
優れた作品も数多く存在する。

そんな作品をぜひ知ってもらいたい!
このごろ元気がない翻訳ミステリを復活させたい!

――というわけで、
翻訳者有志が中心となり、編集者や書評家など
翻訳ミステリ業界の人々を巻きこんだ
「翻訳ミステリー大賞」が創設されました。
(発起人=小鷹信光、深町眞理子、白石朗、越前敏弥、田口俊樹 /敬省略)
オフィシャルサイトはこちらです↓
翻訳ミステリー大賞シンジケート

翻訳者が投票してミステリー大賞を選ぶそうです。
本屋大賞の翻訳ミステリ版みたいな感じでしょうか。

設置されたばかりのオフィシャルサイトでは、
今後、翻訳者や編集者のリレーエッセイのほか、
翻訳ミステリの新刊情報、質問コーナーなど
盛りだくさんの企画が予定されています。
興味のあるかたは、まずは巻頭言をどうぞ。
 
 
 
 
 
きょうは犬ネタはありませんが……
  
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2009.09.29

涼ちゃん、見つかりました

6月6日の日記に書いた行方不明の甲斐犬、涼ちゃんが見つかったそうです。

5月19日に横浜のおうちからいなくなって4カ月。
飼い主さんや犬友さんたち、甲斐犬つながりのみなさんなどが
手を尽くして方々探したものの見つからず、
目撃情報が途絶えてから少し時間が経っていました。

誰かに保護されていたらしく、新しい首輪がついていたとか。
詳しい経緯はわかりませんが、
最終的に東京と埼玉の県境で保護され、
都内の施設に収容されていたようです。

心配されていた持病の症状もさほど出ておらず、
4カ月の放浪生活のせいなのか、飼い主さんによると
「ひとまわり大きく、少し逞しくなったようです」とのこと。

一代一主といわれる甲斐犬ですからね。
4カ月も飼い主さんと離れて、どんなに心細かったことでしょう。
大切な涼ちゃんがいなくなり、
飼い主さんはどんなに心を痛めていたことでしょう。
よかった、よかった。ほんとうによかった。

このブログを通じて涼ちゃんのことを知り、
気にかけてくださっていたみなさま、ありがとうございました。
 
 
 
 
 
 
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2009.09.26

4歳になりました

2005年9月19日生まれのお嬢さまは、先週4歳になりました。
パチパチパチshine
 
 
わが家は毎年、凛の誕生日とその前後の旅行などで撮った写真を
ブリーダーさん宅に送っています。
今年はどの写真にしようかな。
 
 
誕生日も、いつもと同じ朝の風景。
ひとしきりボール遊びをしたあとは、
大好きなおじちゃん&おばちゃんを探し、
仲良しのワンコが遠くからやってくるのを待っていました。
 
 
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待ちくたびれた? 
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ほかのワンコがいた場所をくんくん、くんくん…… 
Img_1467_1_1 
 
 
 
夜になると、毎年恒例のサプライズが待っていました。
「黒ゴマパウンドのクリームケーキ」だそうです。
 
Img_1469_2_1 
 
 
ふたをとると、こんな感じ。 
 
Img_1470_1_1 
 
 
 
 
目が真剣です。
 
Img_1472_2_1 
 
 
 
 
 
お嬢さまはあっというまにケーキを完食し、
おかわりを求めてテーブルを見あげていました。

4年間、元気でいてくれてありがとう。
また1年、楽しく過ごそうね。
 
 
 
 
 
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2009.09.15

読みたい本

きのうの朝日新聞朝刊といっしょに届いたThe Asahi Shimbun GLOBEのBestseller in Londonに気になる本を見つけました。

コレです。

Amazon.ukでは68人のコメントがついて、評価は★4つ半。
ロマンス部門で3位、フィクション部門で34位という本なので、
日本でも受け入れられそうな作品なら、
とっくにどこかの出版社が版権を買っていることでしょう。

GLOBEの記事では、1904年6月16日のできごとについて
長々と語ったジョイスの『ユリシーズ』を引き合いに出し、
この本は1988年から2007年までの7月15日だけを
描いた作品と紹介しています。

記事やネット書店の情報によると、こんなあらすじです。
 

 主人公のエマとデクスターは、エディンバラ大学を卒業する日に知りあい、親密な仲にはなるものの、それぞれ別の道に進む。
 やがてデクスターはテレビ番組の人気司会者になるが、アルコールと薬で身を持ち崩す。
 いっぽうエマは小説家を夢見ながら、ロンドンのしがないメキシコ料理屋でタコスをつくる毎日。
 ふたりともそれぞれ伴侶を得るのだけれど、どこか物足りない人生に悶々としながら、中年と呼ばれる年齢になる。
 そして、エマはふと「きみが40歳になってもひとりものだったら、結婚しよう」とデクスターが言ってくれたことを思い出す――

 
舞台をあちこち移動しながら、365日のうちの1日だけを20年分綴る。
こうして作品中のある条件だけを追っていくと、
登場人物の関係の変化や、人生模様がくっきり浮かびあがります。

わたしは、三谷幸喜作・演出のお芝居「グッドナイト スリイプタイト」を
連想しました。
こちらはステージ上に、ある夫婦の寝室というひとつの条件を設定。
そして、現在と過去を行きつ戻りつしながら、
一組の夫婦の出会いから別れまでを綴ります。
その間、ベッドの位置が変わったりして、
夫婦の距離感が象徴的に描かれていました。

GLOBEの記事執筆者、園部哲氏は
「ロマンチック・コメディーというジャンルに分類されているが、
ユーモアの皮をかぶった悲痛な友情の書、とも言える」と紹介しています。

どなたか邦訳刊行情報をご存じでしたら、教えていただけませんか。
できれば日本語になってから読みたいという、
この怠惰な読者のために。
だって、これから年末にかけて読書ノルマがキビシイんだもの。
なかなか邦訳が出なければ、
2月刊行らしい原書ペーパーバックを読もうかと思いますが。
 
 
 
 
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凛の足の怪我を心配してくださった友人知人のみなさま、
もうだいじょうぶです。

砂利道を歩いたりするとじわっと血がにじんでいたので、
あれ以来、大好きな岩登りをなるべくさせず、
ガラスやプラスチックの破片が落ちている場所を避け、
適度に草のクッションがある場所でボール遊びをさせています。

おかげで、ここ2日くらいは出血がありません。
そろそろ岩登りも解禁にしてあげようかな。

化膿しなかったので、とうとう病院に行きませんでした。
待合室でブルブル震え、診察室でフリーズしてしまう子ですから、
行かずにすんでよかった、よかった。
 
 
 
↓公園の池の巨大な鯉を観察中。 
Img_1418_1_1 
 
 
 
 
 
↓楽し~♪ 
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↓観察会終了。 
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2009.09.12

救われる犬

 そんなこんなで肝を冷やした今週は、いままで以上に厳戒態勢sign02で日々のお散歩をすることに。
 
 トラブル当日、凛とわたしが帰宅したあとも、相手の飼い主は自分の犬をノーリードにしたり、「凛ちゃんが急に出てきたから、××(犬の名前)がガウッってやっちゃったのよ~」とけらけら笑っていたと複数の人から伝え聞き、密かにぶち切れていたわたし。リードを短く持って、公園のウォーキングコースのはじっこを歩いていたわたしたちが「急に出てきた」のなら、その周囲の雑木林から走ってきたノーリード犬は、さしずめ「交通ルール無視の暴走車」ではありませんか。ねえ?

 翌朝もその飼い主と犬に遭遇したので、凛の怪我の程度を説明し、相手が狂犬病予防注射と混合ワクチンを接種しているかどうかを尋ねました(←これ、大切)。そして、また同じように襲われたら、「凛は本気で自衛すると思うので、今度はどちらかが病院送りになりますよ。本来、この公園は犬を放してはいけない場所ですし、次に何かあったら通報すると思ってください」旨の警告をしました。えらいぞ、わたし。

 毎日会う飼い主さんなので穏便にすませたかったのですが、日ごろの言動から無理だと判断し、わたしにしてはかな~り厳しい対応をしたつもりです。この警告、少し効きめありました。ほほほ。やっぱり自分の犬が怪我をするかもという恐怖心はあるんですね。ま、わたしたちがいないときは、相変わらずノーリードにしているようですが。
 
 今回の一件で不幸中の幸いだったのは、トラブルの瞬間、周囲にお年寄りや子どもがいなかったこと。凛をかわいがってくれる人たちが巻きこまれて転んだり、咬まれたりしなくてよかったと心底思いました。
 
 あの日以降、トラブルを目撃していた人や、噂を聞いた人などが凛とわたしを気遣ってくれています。もちろん、なんとなく凛と距離をおいているかな、という人もいますが、てっきり相手の飼い主さんの仲良しかと思っていたおばさまが、「凛ちゃんにあげる」と自宅からおやつを持ってきてくれたり、凛を撫でるために遠くから走ってきてくれたり。

 日常的にノーリードにされていたその犬を不快に思っていた人が予想外に多かったことに驚き、同時に、多くの人がふだんのわたしたちをちゃんと見ていてくれたんだなぁと心強く思いました。怖かったし、不愉快でもあったけれど、救われた気分です。
 
 
 

↓甲斐犬入りのネーム印。今度宅配便を受けとるときに使ってみよっと。
Animal_stamp_2 
 
    
   
   

 
 
 

↓ボール遊びに飽きて、大好きなおじちゃん&おばちゃんを探しているところ。一見、ほぼ真っ黒な凛ですが、日があたると虎毛模様が浮きあがります。 

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2009.09.08

咬まれた犬

 9月4日の日記のコメント飼い主の「慢心」がトラブルのもとと書いたばかりですが、今朝凛は、まさにその慢心のおかげで、飼い主曰く「うちの子はだいじょうぶ」(*)な犬に咬まれました。前足肉球と後足首を咬まれ、幸い出血はごくわずかだったのですが、肉球はちょっと痛そうなので消毒して様子見中です。
(*犬の飼い主がよく使うフレーズで、絶対に咬まない、けんかをしないという意味)

 朝の公園は凛をかわいがってくれるおじちゃん&おばちゃんがたくさんいるので、その人たちに会うまでは公園を出たがらないのに、今朝はよほど怖かったのか自分から「もう帰りますっ!」とばかりに出口へ。出口付近でお友だちのワンコに会っても、「凛ちゃんは帰りますったら帰りますっ」とわたしをぐいぐい引っぱり、ほんとに帰ってきてしまいました。

 自宅に戻ってからも1時間くらいはずーっとわたしの後追いをして、不安そうにしていました。わたしがタンスを開け閉めしたり、財布を手に取ったりすると、いつもはそんなことをしないのに、わたしを見あげて足をしつこくぺろぺろなめるし……出かけてほしくないのかなぁ。
 きょうは午後から閉幕間近のゴーギャン展を観にいこうと思っていましたが、急遽とりやめ。傷のようすも見たいので、家にいることにしました。

 相手はノーリードの中型犬。凛と似たような大きさでも、ノーリードで至近距離から唸りながら走ってくると怖いですねぇ。2匹を引き離し、凛を落ちつかせながら、わたしの心臓もバックンバックンいっていることに気づきました。

 相手の飼い主は謝ってはくれましたが、「うちの子は人は咬まないのよ」とのたまうのでブチ切れかけたわたし。「人を咬まなくても、犬を咬む子を放しちゃいけないでしょう!!」と、もう少しで早朝から怒鳴るところでした。

 てなわけで、きょうは朝から気分が悪いです。 
 
 
 
 
ただでさえビビリ犬の凛。公園を嫌いにならないといいんだけど。 
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2009.09.07

『持たない暮らし』下重暁子


 
 
 
 最近、バス待ちしているときなどに一編ずつ読んでいたエッセイ集です。徒歩圏に書店がないことと、二重買いの危険があるのとで、近ごろは購入記録が残るネット書店で本を買うことがほとんどですが、この本はタイトルの潔さと、余分のないすっきりした印象の表紙に引かれ、珍しくリアル書店で買ってしまいました。

ほんとうの贅沢とは
物の命を使い切ること――
(帯より)

 そうなんですよねぇ、余計なもの、いらなくなったもの、買ってみたけど自分には合わなかったもののなんと多いことか。

 20代のころは、仕事で人に会うことが多い毎日だったので、洋服や化粧品、鞄、靴といったものに給料をつぎ込んでいました。別にブランド志向だったわけではないし、なるべくバーゲンを利用はしてもそれなりのお金を費やし、その結果、当時借りていた狭いマンションにぎゅうぎゅう詰めになっていたものたち。

 あれから年月が経ち(笑)、生活スタイルが変わってしまったいまは20代の自分とはまったく違う消費傾向ではありますが、あいかわらず現在の生活に必要なもの、一度は必要と思ったものであふれかえっています。

 仕事柄、本や資料のたぐいはしかたがないにしても、もっとシンプルな暮らしをできるはず。贅肉を落とし、いつか持たない暮らしの贅沢を味わいたい。そんな思いを新たにした一冊でした。


*この本は、2000年にあさ出版から刊行された『シンプルのすすめ』を改題、新編集して、中経文庫に収めたものです。
 
 
 
*************************

 
この夏の写真から。 
 
毎日、凛を連れてこんな緑のある公園を散歩しています。 
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近くで犬が吠えあっている声が聞こえ、すわ事件だと偵察に向かうお嬢さま。 
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仲良しのお友だちの無事を確認し、放りだしたボールを探しはじめるお嬢さま。 
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なんだか知らないけど、楽しい気分のお嬢さま。 
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2009.09.04

『泥棒が1ダース』ドナルド・E・ウェストレイク

 そろそろ年末のミステリ・ベストテンに向けて、新作のチェックに追われる時期です。ただいま『ユダヤ警官同盟〈上〉 』(マイケル・シェイボン著、黒原敏行訳、新潮文庫)を読んでいるところ。主人公の殺人課刑事が殺人事件を追っていくと、ユダヤ社会の奥深い場所へと向かう。ときに違法行為も辞さない宗派にたちこめる暗く重い空気。読み進めるにつれて、物語に漂う「におい」がまとわりつくように濃くなっていく作品です。下巻も楽しみ。

 上(↑)に表紙を載せた現代短篇の名手たち(3)『泥棒が1ダース』 (ドナルド・E・ウェストレイク著、木村二郎訳、ハヤカワ・ミステリ文庫)をいただきました。関係者のみなさま、ありがとうございました。世界一の大盗人になりきれない、不幸な中年泥棒ドートマンダーの短篇が詰まっています。
 著者は2008年12月に亡くなっています。残りわずかとなったドートマンダー未訳作品が刊行されるのを楽しみに待つとしましょう。

 
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 ここ何日か、朝の散歩で立て続けにノーリードの犬に突進され、そのたびにガウガウ吠えた凛。
 たしかに仲良し以外の大型犬がリードなしで走ってきたら、ほんとうに怖いです。わたしが吠えたいくらいだ。
 今朝は現場にいたおばさまに「怖いわね~」と言われましたが、いちばん怖がっているのは凛だと思う……どうか明日は何ごとも起こりませんように。
 
 

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