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2009.06.12

犬の本『ポチのひみつ』


 
 
 犬の本を集めていると、ジャケ買いしてしまうこともたびたび。片野ゆか著『ポチのひみつ』も、そんな本の一冊です。(上目づかい気味の視線は反則だ!)

「忠犬ハチ公」や「西郷さんの犬」といった実在した犬から、「花咲かじいさんの犬」に「いぬのおまわりさん」と有名犬の秘密を追ったルポ。ハチ公の意外な素顔も、いぬのおまわりさんが生まれた経緯もはじめて知る話があったけれど、個人的には「西郷さんの犬」にぐいっとリードを引っぱられました。

 というのも、この本を読みはじめる2、3日前、ケーブルテレビで再放送されていた大河ドラマ『翔ぶが如く』をたまたま観て、西郷さんの犬に目を奪われたのです。それは、西郷さんが犬たちを連れて山に狩りをしにいくシーンでした。敏捷で、深い藪も急勾配もものともせず、まるで西郷さん役の西田敏行の飼い犬であるかのように山を疾走する犬は、体躯のバランスといい、耳の立ちぐあいといい、まさしく甲斐犬。

「おお~、こんなところに甲斐犬が使われている!」

……と喜んだのもつかの間。この本を読んで、あのシーンの犬は、いまは数十匹程度しかいない薩摩犬だと知りました。なんだ、甲斐犬じゃないのかと、ちょっぴりがっかり。

 それでも、一度は絶滅したと言われた薩摩犬が、熱心な愛好家たちの努力によって復活を遂げたくだりは興味深かったです。かつて日本は地方ごとにその土地の犬がいたといいます。まさしく、それを実感する話でした。

 もともと『小説すばる』に不定期連載された内容を書籍にまとめたものだそうですが、著者あとがきにもあるとおり、「取材をしてみないとどんな内容になるのかわからない、原稿がいつできるかもわからないという不確定要素タップリの内容」の企画を通した、連載当時の『小説すばる』編集部の度量の広さ、懐の深さにも感心しました。


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Comments

やまぶどうさん、こんにちはhappy01

食べもの、とくにおやつは最大の武器ですよね(笑)、飼い主にとっては。

萌くん、気に入らないとフード皿を脇へよけてしまうのですね。ふふふ、ささやかな抵抗というところでしょうか。

『翔ぶが如く』の西郷さんの犬は、ぱっと見はまさしく甲斐犬でした。猟に使う中型の山犬となると、骨格や筋肉バランスが似るのでしょうか。虎模様も迷彩服代わりですしね。

薩摩とビーグルのmix犬とは、体力がありそうですね。いつか直に薩摩犬を見てみたいです。

Posted by: 片山 | 2009.06.15 at 11:57

お早うございます。
前記事の写真・・おやつを気にする萌の顔と重なります。最近、ドッグフードを食べ飽きたようで、すぐに食べない時があります。気に入らないと、遠くの方へ移動してあります。ところがおやつだけは別で、食べ終わるとすぐに催促のお座りです。
純血の薩摩犬を見たことはありませんが、二十数年前、我が家に薩摩とビークルのMIX犬がいました。イノシシ狩りに貸し出すと一人分の分け前を貰ってきました。犬の名前は「エプソン」。出張で、安曇野のエプソンに行っていましたので・・。

Posted by: やまぶどう | 2009.06.15 at 07:36

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