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2009.05.10

老いる犬

 当然ながら犬も年をとるわけで、凛のまわりにも高齢で散歩が難しくなってきた犬や、虹の橋に向かって歩いていった犬もいます。どの子も飼い主一家にとっては大切な家族で、その子と暮らしてきた時間のぶんだけ、かけがえのない思い出があるはず。

 そんなことを改めて思ったのは、4月30日の朝日新聞朝刊、生活面への投書「老犬との別れ こわい」を読んだからです。

 投書したのは名古屋市の60歳の女性で、この5月で18歳になる飼い犬について書いてありました。もう耳は聞こえず、視界もかなり狭くなり、後ろ足が曲がってしまっているとか。その老犬との別れが来ることを「いまも覚悟できないでいる」という内容でした。犬種がわかりませんが、18歳といえば、かなりの高齢です。近い将来の別れを想像されるのも無理はないでしょう。でも、18年も生きてくれたことは、このご一家にとってどれほどの喜びであろうかと思います。

 最近、その犬が急に歩けなくなり、2日間起きあがれなくなったそうです。すると、札幌に転勤した息子さんが「突然、飛行機でやって来て、たった3時間、抱っこした後、忙しそうに帰っていった」とか。娘さんもご夫婦で「京都から車で駆けつけ」て一泊していったとのこと。かわいがってくれた息子さんや娘さんに会えたせいか、老いた犬は翌日から、またよろよろと歩けるようになったそうです。

 老犬のために急ぎ駆けつけた息子さんや娘さんが、そこまで犬を大切に思えた気持ちを考えると、胸の奥がじわりと温かくなります。この犬はきっと幸せな18年を過ごしてきたのでしょうね。

 投書には18年間ゆっくり旅行をしたことがなく、犬を連れていけない場所は諦めてきた、と書かれてありました。
 わが家も同じです。凛がわが家の一員になるまでは、休暇には飛行機に乗って旅をするのがあたりまえで、ときには海外にも出かけていました。でも、この3年半、凛を連れていける旅行しかしていません。だいたいは車で2、3時間で行ける場所にある、犬を受け入れてくれるコテージか貸別荘に泊まります。以前のようにお気に入りのホテルに泊まり、プールサイドに寝そべって読書をしたり、海辺の眺めのいいレストランで食事をする旅を我慢しているわけではありません。たんに、凛をどこかに預けなければならない旅行は楽しくないからしないのです。

 凛はまだ若く、いまのところ健康です。でも、生きものですから、いつ何が起こるかわからない。逆に飼い主が病に倒れることがあるかもしれない。けれども、いつか来る別れがなるべく遠い将来でありますように。その日まで楽しい日々を送れますように。いまは愛犬が元気でそばにいてくれる幸せをかみしめています。


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少し前に新調した首輪とおやつ入れ。せっかくかわいいものを探して買ったのに、おやつ入れはすでに何度か洗わなければならない事態に。もちろん、犯人は凛です。散歩中に不愉快なことがあると、このおやつ入れに飛びつき、おやつを盗み食いして気を紛らそうとする……飼い主の真似をしないでちょーだい!
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自宅ではこんな格好か、仰向け・へそ天の無防備なスタイルで寝ています。緊張感なさすぎ。 
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いつもの公園にいくと、つねにお友だち犬や、かわいがってくれる近所の人を探しています。 
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Comments

>やまぶどうさん、おはようございます。

そうですね、犬は愛情を与えたぶんだけ、ときにはそれ以上のものを返してくれる存在です。
そばにいて飼い主を癒し、励ましてくれる存在でもあります。
だから、犬のために何かをする飼い主がいるのですよね。

萌くんも大切にされていて、幸せな子ですね。
きょうも、やまぶどうさんと萌くんが楽しく過ごせる一日でありますように!

Posted by: 片山 | 2009.05.12 at 10:03

お早うございます。
犬は考え方によって、人間の家族以上の存在になることもあると思います。
飼うことで、生活環境も変わってきます。萌の親の飼い主さんは、甲斐犬を飼うために町中から千葉の田舎に引っ越したそうです。私も夜型人間から朝型人間に変わり、内職の二足のわらじも脱ぐことにしました。
旅立つ間際まで、飼い主の方を向いてくれる生き物・・他にはいないと思います。
そんな存在ですから、別れはとても辛いし、考えたくありませんね。
一緒にいられる間に、出来るだけ遊んで(相手して)あげることだと思います。

Posted by: やまぶどう | 2009.05.12 at 08:12

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