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2008.11.20

止める犬

 例年に比べるといくらか余裕のある毎日。
 というか、去年までが信じられないほど忙しかったのであります。その点、今年はテニススクールも休まずに通えているし、あいかわらず毎日時間に追われてはいるものの、なんとか人間らしい生活を保っています。

 それが気のゆるみになっているのか、ここ1カ月近くは週末になると風邪をひいてダウンしていました。熱はそれほど高くないけれど、やけに喉が痛くて咳が出る――そんな風邪をひいている人、いません?

 木曜の夜くらいからケホケホと咳がはじまり、週末にかけてゲホゲホ、ゴホゴホと激しくなってきます。やがてゴッホンゴッホンと頭に響く咳をするようになると、その音に驚いた凛が隣の部屋からすっ飛んできて、わたしの足もとでこちらを見あげます。そして、何もコマンドを出していないのに、お手、おかわり、お座り、伏せ……とありとあらゆる芸をするのです。

 このころには胸が苦しくなっていて、つい拳で胸骨のあたりをとんとんと叩くのですが、凛はわたしが自分に「痛い」ことをしていると思うのか、必死に飛びついて、前脚で拳を胸から遠ざけ、叩くのをやめさせようとします。まるで「痛いことはやめて!」と訴えるかのように。

 飼い主ばかと笑ってやってください。犬を飼っている人は多少の差はあれど、この手の思いこみが激しいのです。こんな思いこみをできる瞬間がたまらなくて犬を飼っているのかもしれません。だからテレビや本で似たような思いこみに遭遇すると、「そうそう、うちの子も同じ!」とまるで同志を見つけたかのように喜びます。

 先日、某所で行われたアンケートでこの1年の翻訳ノンフィクション本ベスト3の投票をしました。3冊のうち2冊が犬関連の本。自分でも偏っているなとは思うのですが、仕事以外で読むノンフィクションは犬がらみの本が多いのでしかたがありません。このところちょっとさぼっていますが、おいおいお薦めの犬本をご紹介しようと思います。


Img_0867_1

《ドッグランにて》

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Comments

やまぶどうさん、こんにちは。

あはは、萌くんのようすが目に浮かびます。「いつも以上にびしっと」がかわいいですね。

凛はわたしが外から帰宅すると、足もとでしつこく体をくねくねさせて、最後には「へそ天」になってひっくりがえります。
全身で悦びを表してくれる、そこがまたカワイイです。

おかげさまで風邪はかなりよくなりました。この連休で悪化させないよう気をつけなければ……。

Posted by: 片山 | 2008.11.22 at 14:10

今晩は。

大分ひどいようですね。

凜ちゃんの様子、何度も頷きながら読ませていただきました。
萌も私が帰宅すると、何にも言っていないのに、何度もお座りをします。それも、いつも以上にびしっとやります。足元でやるので、ふんぞり返りそうなくらいです。きっと寂しかったのでしょう。
休日には、いっぱい遊んでやるつもりです。飼い主バカですね。

風邪、早く直ると良いですね。
お大事に!

Posted by: やまぶどう | 2008.11.21 at 18:11

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