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2008.09.05

犬の本:『スプライト』

 拙訳最新刊。動物保護シェルターからミックスの成犬「スプライト」を引き取った家庭の実話です。

 愛してやまない先住犬ペプシとのあいだで揺れる心、いざスプライト(犬のネーミングがユニーク!)を引き取ってみたら、心配は杞憂に終わり2匹が一家に笑いと悦びをもたらしてくれたこと、けれども幸せは思っていたほど長くは続かず、スプライトの体には重い病が隠れていたこと――犬を飼っている人は一度ならず経験する悦びと悲しみが凝縮された一冊です。

 じつはこの本の翻訳を依頼される前に原書"Rescuing Sprite"を入手済みで、わたしの仕事部屋の持ちこみ候補本コーナーに並べていました。読んでみていい本だったら、どこかの出版社に企画書を持っていこうと思っていたのです。ぐうぜんにもそんな本の翻訳をまだおつきあいのなかった版元さんから依頼され、なんだか不思議な縁を感じています。

 犬の高齢化がすすんでいるといいます。さまざまな病気をかかえている犬と暮らす飼い主たちは、この本の著者と同じ決断をする日がやってくるかもしれません。スプライトの命の灯火が細く小さくなるにつれ、ほんとうに泣きながら訳した本です。ぜひひとりでも多くのかたに読んでいただきたいです。

 

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