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2007.07.24

犬の本『ほめてしつける犬の飼い方』


 わたしの実家では、数年前から3匹目の犬を飼っています。外飼いの小さめの雑種2匹のあと、いまは室内飼いのミニチュア・ダックス。全部女の子です。

 いままではとりたてて犬の飼いかたの本を読む必要性を感じませんでした。でも、中型犬の凛を室内で飼いはじめてから、あれこれ買い集めました。どれもこれも役には立つのだけど、これといって特徴がない。どの本を参考にしても同じじゃない?――と思っていたところ、犬のお散歩友だちに教えてもらったのがこの本です。

 何がほかの育犬書と違うかというと――「ほめてしつける」方法の説明が詳しい。まるで自宅に専属ドッグ・トレーナーが来たかのようです。

 近ごろはスペイン式/軍隊式の厳しいドッグ・トレーニングは人気がなく、陽性強化法と呼ばれるトレーニング法が主流になってきているとか。確かに、かわいがろうと思って飼う愛犬に体罰を与えたくはない。わたしもほめたり、おやつをあげたりして、信頼関係を築きながら主従関係を植えつけていきたいと思う飼い主のひとりです。

 この本では「ランダム陽性強化法」を勧めています。つまり、ごほうびをリードや首輪と同じように犬を飼い、しつけをする道具のひとつと考えます。そして、新しいことをしつけるとき、犬が成功するたびにごほうびをあげる。このとき大切なのは、何に対してのごほうびなのかを明確にすること。そのためには、ごほうびのタイミングが大切です。

 さらに、いつも成功するようになったら、たまにわざとごほうびをあげないようにします。すると、犬は「またおやつをもらえるかも」という期待感から、飼い主が期待する行動をとるようになるのです。ランダム(random=成り行きの、無作為の)にもらえるごほうびが、犬のやる気を引きだしてくれます。ときには、いつもより大きなごほうび、サプライズを与え、期待感を持続させるのもポイントです。

 そのほか食事やトイレなど、ごく基本的なしつけに特化して説明しています。こうしたしつけのコツをここまで詳しく解説している本は、じつはそれほど多くありません。ただ、残念なことに新刊では手にはいらず、わたしもお友だちに借りて読んだあと、古本を探して買いました。

 著名なトレーナーが監修している本、表紙や挿絵のかわいいトレーニング本が売れる傾向にありますが、こんな本こそ長く売れ続けてほしいものです。

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