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2007.07.31

想像する犬

 半月ほど前、凛は3度目のヒートが終わりました。毎回、だいたい3週間程度続き、そのたびに何かしらいつもと違う行動が見られるのですが、今回は……想像ニンシンしてしまったようです。

 思えば、前回も巣づくりのようなことをしていましたし、たまたまヒート1ヵ月後くらいに動物病院に行ったら、獣医さんに「お乳が出ている」と言われました。

 今回は、仲良しの子でも凛のお尻のにおいを嗅ぎにくると威嚇したり、腰に足をかけられようものなら、けっこうな声を出して怒っていました。何もしていないのに、近くを通っただけでガウられた子も……(凛に怒られたお友だちのみんな、ごめんね)

 ヒート経験ワンコのママたちによると、「凛ちゃんは想像ニンシンよっ!」ですって。

 家にいるときはひたすらおとなしい子なんですが、ヒート以後はおとなしいというより、なんとなくブルーな感じ。まさか、これってマタニティ・ブルーですの?

 二階にもほとんどあがらなくなったし、ふだんは食が細いのに、いつもは残しがちなフードを完食したうえに、さらに食べものを要求したり。

 凛、おなかに何も入っていないよ。

 凛、もう産んじゃいなさいよ。

 毎日のようにそう囁いたのが功を奏したのか(そんなはずはないが)、この2~3日は以前のように階段を上り下りするようになったし、食欲が元に戻り、仲良しの子にはガウらなくなりました。想像上の赤ちゃんは消えてしまったのかしら。今日は居間で楽しそうにゴムボールを破壊して遊んでいます。


《家では油断しまくり》
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2007.07.24

犬の本『ほめてしつける犬の飼い方』


 わたしの実家では、数年前から3匹目の犬を飼っています。外飼いの小さめの雑種2匹のあと、いまは室内飼いのミニチュア・ダックス。全部女の子です。

 いままではとりたてて犬の飼いかたの本を読む必要性を感じませんでした。でも、中型犬の凛を室内で飼いはじめてから、あれこれ買い集めました。どれもこれも役には立つのだけど、これといって特徴がない。どの本を参考にしても同じじゃない?――と思っていたところ、犬のお散歩友だちに教えてもらったのがこの本です。

 何がほかの育犬書と違うかというと――「ほめてしつける」方法の説明が詳しい。まるで自宅に専属ドッグ・トレーナーが来たかのようです。

 近ごろはスペイン式/軍隊式の厳しいドッグ・トレーニングは人気がなく、陽性強化法と呼ばれるトレーニング法が主流になってきているとか。確かに、かわいがろうと思って飼う愛犬に体罰を与えたくはない。わたしもほめたり、おやつをあげたりして、信頼関係を築きながら主従関係を植えつけていきたいと思う飼い主のひとりです。

 この本では「ランダム陽性強化法」を勧めています。つまり、ごほうびをリードや首輪と同じように犬を飼い、しつけをする道具のひとつと考えます。そして、新しいことをしつけるとき、犬が成功するたびにごほうびをあげる。このとき大切なのは、何に対してのごほうびなのかを明確にすること。そのためには、ごほうびのタイミングが大切です。

 さらに、いつも成功するようになったら、たまにわざとごほうびをあげないようにします。すると、犬は「またおやつをもらえるかも」という期待感から、飼い主が期待する行動をとるようになるのです。ランダム(random=成り行きの、無作為の)にもらえるごほうびが、犬のやる気を引きだしてくれます。ときには、いつもより大きなごほうび、サプライズを与え、期待感を持続させるのもポイントです。

 そのほか食事やトイレなど、ごく基本的なしつけに特化して説明しています。こうしたしつけのコツをここまで詳しく解説している本は、じつはそれほど多くありません。ただ、残念なことに新刊では手にはいらず、わたしもお友だちに借りて読んだあと、古本を探して買いました。

 著名なトレーナーが監修している本、表紙や挿絵のかわいいトレーニング本が売れる傾向にありますが、こんな本こそ長く売れ続けてほしいものです。

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2007.07.17

犬連れの旅

 まだ7月半ばですが、心はもう夏休みへ――

 というのも、諸事情で長期休暇は取りにくいわが家。それに、ぽーんと1ヵ月の休みをもらっても(誰がくれるというのか?)、「ああ、A社の締め切りが」とか「いやいや、B社のゲラがそろそろ」と気になって、ゆっくり休めない性分かも。

 でも、この夏は数日だけ仕事を休み、小旅行をしようとたくらんでいます。できれば、軽井沢とか那須とか、ふだん行かないところに足を伸ばしたいな、と。それで仕事の合間に温泉地やら宿泊施設やらのサイトを覗いているんですが……わが家が泊まれる宿がなかなか見つからない。希望する条件が厳しすぎるんでしょうか。

(1)凛もいっしょに泊まれる。
(2)部屋食またはキッチンで自炊。近所に出前してくれるお店があれば、尚よし。
(3)できたら、ほんとにできたらなんだけど、部屋のお風呂に温泉がひいてある。または大浴場が温泉。

 たったこれだけの条件なのに、意外に(1)の条件で引っかかるんです。犬はOKだけど、小型犬までだったり、某ホテル・グループのように宿泊お断り犬種を指定していて、甲斐犬はダメというところも。

 室内ではケージに入れておくこととか、ニンゲンがレストランで食事中、犬はテーブル下でおとなしくさせておく(!)か、部屋でお留守番させることとか、そんなお約束を守れたら苦労しないよ~とぶつくさ言いたくなるわ。

 さらに年に一度の休みなんだから、できればゆっくり本を読んだりできるような静かな部屋を……と思うと、合宿に使えそうな、安くて広くて大人数には最適!なコテージのそばは避けたい。あ、やっぱり贅沢かな~。

 昨夏、山中湖の貸別荘に滞在したときの凛は、それはそれはお利口さんでいてくれました。だから、コテージかコンドミニアムなら、何の問題もなく過ごさせる自信はあるんだけどなぁ。無駄吠えしない、外でしか用を足さない、壁や家具をがりがりする癖もない、布団にはあがらないようしつけてある。自宅以外ではお留守番ができない子なので、かならず家族がそばについている。貸別荘オーナーの皆様、いかがですか。こんな犬連れ客になら貸してもいいと思いませんか?(と、ここで訴えてどうする)

 軽井沢は10年くらい前に行ったきりだし、那須は行ったことがない。なんとかどちらかに行きたいなぁと思っているのだけど、いまのところ苦戦しています。


《ハハのクッション拝借中》
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2007.07.08

犬と公園とリード

 毎日凛を連れていく公園は、とても広い。多目的広場とジョギングロード、小川、池、林、いくつかの遊具があり、地元の人だけではなく、遠くからわざわざ車で遊びにくる人もいます。

 このブログで何度か触れていますが、この数ヵ月、ノーリードで犬を遊ばせる人や、犬の排泄物を処理しない人が増えてきたように感じます。そのため、ときどき小さなトラブルがあり、公園の管理人さん曰く「犬を立ち入り禁止にしてという要望が届いている」とのこと。

 それは困る。とても困る。そもそも、近所に犬の散歩にちょうどいい公園があるというのも、いまの家を借りた理由のひとつなので。

 もちろん、わたしだって凛を思いきり走らせてあげたい。仲良しの子たちとノーリードで遊ばせたら、どんなに喜ぶだろうと思います。

 でも、ノーリードにはしない。それが公園のルールだから――というのは表面的な理由。ノーリードにすると凛が危険な目に遭う、または誰かに怪我をさせる可能性が高まるから、というのがほんとうの理由です。

 じっさい、わたしの手からリードが離れ、ほかの犬を怖がらせてしまったこともあるし、凛自身がノーリードの子に怪我をさせられたこともある。日ごろお友だちと取っ組み合って遊んでいると、しじゅう小さな傷をつくっていますが、病院のお世話になるような怪我をしていない(させていない)のは、リードをつけているからこそだと思うのです。

 ときどき、元気いっぱいに遊ぶ凛を見て、ノーリードで遊ばせてあげたらいいのにと《アドバイス》してくれる人がいます。最初は適当に相づちを打ってごまかし、しつこく言われると「呼んでも帰ってこないので、放せません」と言い訳します。それでも「いつも放して呼び戻しの練習をすれば、だいじょうぶ、帰ってくるようになるわ」と《アドバイス》してくれる人には、以後、なるべく近づかないようにします。じゃないと、あなたのご忠告どおりにノーリードにして凛が怪我をしたら、凛が誰かに怪我をさせたら、あなたが責任をとってくれますか、と言ってしまいそうだから。

 人も犬も大好きな子だから、気になる相手を見つけたら追いかけていく。それが怖いんです。フレンドリーな子だからこその危険があることをわかっていない飼い主さんに言いたい。凛を守るために、わたしはリードを放しません。


《こんな場所を自由に走らせたいのは当然です》
 
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2007.07.06

癒えるまで

 毎朝毎晩、凛は隣宅の庭をじっと見る。そして、いつまでもぴいぴいと哀しげに鼻を鳴らす。

 あれから二週間が過ぎたというのに、「おうちに入ろう」と促されるまで、なぜか主のいなくなった小屋を見つめつづける。

 まさかとは思いつつも、凛なりにお隣の変化を感じているような気がしてならない。

 あの日、朝の散歩から帰ってきたとき、偶然に見た光景を理解しているのだろうか。
 お別れするとき、鼻を鳴らしながら、なんとかその体に触れようとしていた。
 わたしとふたりで見送った、変わりはてた姿を記憶しているのだろうか。


 わたしは今日も、お願い、もう泣かないでと心のなかで呟く。


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