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2006.04.10

『ミス・ジュリア 真夏の出来事』

ミス・ジュリア真夏の出来事
アン・B.ロス著 / 栗木 さつき訳
集英社 (2006.3)
通常24時間以内に発送します。

                                                                                                            

                                                               
  はらはらドキドキは好きだけど、やっぱりじわーっと温かいお話がいいよね、というかたにぜひお勧めしたい本を読みました。

 銀行家だった夫ウェスリィ・ロイドが急死したあと、ジュリアは自由を満喫していた。倹約家で妻が自由に出歩くことを許さなかった夫という監視がなくなり、とうとうお金も時間も好きなように使える生活を手に入れたのだ。
 ところが、ある日、夫の愛人だと名のる若い女ヘイゼル・マリーがジュリアのもとを訪ねてきた。しかも夫とのあいだにできた息子リトル・ロイドを連れて。
 夫に愛人がいただけでもショックなのに、まさか隠し子だなんて! あっけにとられるジュリアにリトル・ロイドを預け、ヘイゼル・マリーは去っていく。
 最悪なことにこの狭い町でウェスリィ・ロイドの情事を知らなかったのは、妻のジュリアただひとりだったとわかる。呆然とするジュリア。いったい押しつけられた隠し子をどうすればいいのだろう。
 そんなおり、ヘイゼル・マリーのおじだという男がリトル・ロイドを引き取りに来る。厄介払いができたと思ったのもつかのま、「おじ」による誘拐だとわかり……

 ちょっぴりミステリ風味。なんとも変わった家族の物語で、ほんの少しロマンスの香りを漂わせた女性の自立物語でもあります。アン・タイラー、モーヴ・ビンキー、エリザベス・バーグあたりがお好きなかたは、ぜひ読んでみてください。ウィットに富んだミス・ジュリアに魅了されることを保証します。

 そういえばエリザベス・バーグはちっとも邦訳が出ませんね。しかたがないので原書で読んでいますが、どこかから出してくれないかしら。いや、いっそのこと企画書を書いてわたしが……もごもご。

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Comments

ポチママさん、こんにちは!
よかったです~!>ミス・ジュリア
シリーズ2冊目以降の刊行は未定らしいですが、ぜひ出していただきたいなぁ。

いろんな問題が起こるけれど、落ち着くべきところに落ち着くって感じで、読後にもやもやした感覚が残らないところが気に入りました。
こういう本を読みたい女性はいると思うんですよねぇ。集英社文庫さん、ぜひよろしくお願いします。

凛photoの壁紙、ありがとうございます~!
「誰がなんと言おうと、うちの凛が世界でいっとうカワイイ!」と確信している親ば×ですが、ほめていただけるとやっぱり嬉しいです。拙宅方面にお出かけのさいには、ぜひ実物を見てやってくださいませ。

Posted by: 片山 | 2006.04.18 at 18:26

この本、購入したばかりです。楽しみだわ。
ところでしばらく見ないうちに、凛ちゃんの話題が満載ですばらしい♪
「な~ぁに」とふり返ったお写真があまりにかわいらしくて、勝手ながらわがパソコンの壁紙にさせていただきました。
起動させるたびに、あのつぶらな瞳できょとんと見つめられ、悶絶モノです。

Posted by: ポチママ | 2006.04.18 at 14:47

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