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2004.11.02

新刊『悩める男爵夫人』

 ハーレクイン・ヒストリカル『悩める男爵夫人』(リン・ストーン著)が出ました。
 19世紀半ば、ロンドンに住む伯爵令嬢が、ある暗殺計画をきっかけにスコットランドの田舎に粗末な屋敷を持つ男爵に嫁入りします。女性の権利拡張運動で頭がいっぱいのはねっかえり令嬢と、貧しいけれど正義感の強い男爵の新米夫婦は衝突してばかり。やがて賊が伯爵に近づき……というヒストリカルお得意のストーリーです。

 中世~19世紀のイギリス・フランスを中心にしたヨーロッパ史、南北戦争から公民権運動にかけてのアメリカ史が好きです。そんな興味からハーレクイン・ヒストリカルの仕事をさせていただきました。
 ヨーロッパ史に興味を持ったのは、たぶん6歳くらいから。少女漫画雑誌に出てくるお姫さまや、「ベルばら」で知ったハプスブルク家などの華やかな世界に憧れてからですから、年季が入っています。
 アメリカ史もやはり小学校に入るかどうかのころから気になっていました。きっかけは「アンクルトムの小屋」。その後、わたしの知識欲を満たしてくれたのは、おもに映画です。ゲティスバーグの戦いもKKKもローザ・パークスも、すべて映画で勉強しました。(はて、高校の世界史の時間は寝ていたのかしらん?)

 何かに興味を持つきっかけはどこにでも転がっています。そのときは自分が将来にわたってそのことにこだわり続け、かつての興味の対象を仕事にしてしまうとは気づかない場合も多いでしょうね。わたしが歴史に興味を持ったのはたんなる偶然ですが、たまたま高校の英語教師の家に生まれたので、英語に興味を持ちやすい環境に育ちました。父に英語を教わったことは一度もないものの、自宅に何十冊もの英語の辞書があった子ども時代を過ごしたことは、まちがいなくわたしの人生に大きな影響を与えています。父の蔵書数をはるかに超える英語の辞書を持つようになった今、いつか「五輪の薔薇」のような歴史ミステリを訳したいというのが次の目標です。

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